五輪関係の情報流出→フィッシング、Akamai DNS、五輪関連の日本語ファイル名ウイルス
五輪関係者の情報流出→フィッシングでした
共同通信が意気揚々と情報流出とだけ報じていた件、朝日新聞が政府等に情報提供したとする、
シンガポール企業ダークトレーサーのハーCEOに接触して記事にしている。
記者に提示された証拠が11件、で数百件程度漏れている可能性がある、と。
一方で、記事後半に書かれた「機密文書」は真っ赤なガセネタらしく、実際は外に出している資料でハー氏自身が謝罪している模様。
五輪関係の情報流出 チケット購入者らのID・パスワード:朝日 https://digital.asahi.com/articles/ASP7P7F5XP7PUTIL067.html
テイクダウン
一文字違いのドメイン名のドメインをテイクダウン。
裁判までもっていくコストが普通の会社にはしんどいなぁ。
マイクロソフトが法執行機関などと協力し大規模な犯罪インフラをテイクダウンする取り組み。
— Yurika (@EurekaBerry) 2021年7月22日
良く知られるドメインの名前を一文字変えるなどして騙す homoglyph の手法(MICR0S0FTなど) のドメインをテイクダウンしたことを報告:
Fighting an emerging cybercrime trend https://t.co/OLSLcKSBDr
Akamai Edge DNS障害
23日0:45(JST)ごろ。ソフトウェアアップデートによるシステム障害でサイバー攻撃ではない、とのこと。
日米欧で通信障害 五輪組織委サイトなど一時閲覧できず: 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGV2300K0T20C21A7000000
五輪関連のサイバー攻撃
「【至急】東京オリンピック開催に伴うサイバー攻撃等発生に関する被害報告について」というファイルをばらまくマルウェアの件と、
偽大会中継サイトの件。
記事によると、NHKは放映権のある全試合をNHKプラスで配信、民放もgorin.jpというサイトで各局の中継を集約して配信する。 いずれも無料。
五輪サイバー攻撃、開会式目前に相次ぐ 偽サイトなど: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC220IX0S1A720C2000000
東京五輪に関係する日本語のファイル名を持つマルウェア(ワイパー)の解析 | 調査研究/ブログ | 三井物産セキュアディレクション株式会社
日経の記事で言及されているマルウェアの解析 www.mbsd.jp
不正アクセス防止ガイドライン:日証協
外部委託先のアクセス権管理、情報管理の運用状況を経営層に報告すること、など。
不正アクセス防止へ指針改正 日証協: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74128090R20C21A7EE9000
中国「制裁なら断固報復」: 日本経済新聞
米英、欧州、日本などの政府・機関が一斉に中国のサイバー攻撃を非難した件に反発。
「政治目的の中傷」だとし、「強烈な不満と断固たる反対」を表明。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74069920Q1A720C2FF8000
サイバー防衛(上)脆弱な日本、中国の標的に: 日本経済新聞
先日のIISS報告書についての論評。日本が米国の情報を狙う際の踏み台になるとの指摘。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74067780Q1A720C2PD0000